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2022.05.27 お知らせ

2022年5月 アイキューブグループの動き

5月9日に総選挙が行われました。次期大統領としてマルコスJr、副大統領にはドゥテルテ大統領の娘であるサラ・ドゥテルテ氏が選出されたことは日本でも大きく報道されています。特にマルコスJrは1986年のエドサ革命で退出を迫られた故マルコス大統領の子息ということもあり、日本を含む各国ではあたかも独裁者が帰ってきたかのような報道も散見されます。

しかし、まず注目すべきは総選挙が民主的に行われ、その結果がスムーズに発表されてきたことです。開票結果は独立の第三者機関によっても検証されており、大きな選挙不正は報告されませんでした。結果、次期大統領、副大統領とも、ドゥテルテ大統領当選時の2倍という圧倒的な得票を得て、5月25日に正式に当選が確定しました。

また、心配されていた主要経済政策についても、財務大臣にディオクノ中央銀行総裁(予算大臣経験者)、国家経済開発庁(NEDA)長官にフィリピン競争委員会のバリサカン委員長(アキノ政権時代のNEDA長官)、貿易産業省(DTI)大臣にフィリピン経営者協会のパスカル会頭、労働雇用省(DOLE)大臣にエストラーダ政権で労働雇用相を務めたラゲスマ氏など、経験豊かな経済リーダーが起用されることになりました。前マルコス政権後の歴代政権が進めてきた、外資開放による競争力強化をはじめとする経済政策の継承が期待されます。

結果、新政権は国民にも経済界にも幅広い支持を集めています。同時に行われた上院議員選でも、今回改選対象となった12議席のうち、11議席が現与党側と言われており、安定的な政権基盤を得ての船出となりそうです。

  アイキューブ・グループ統括代表
  公認会計士 坂本 直弥



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