3月1日からマニラ首都圏及び近郊のコロナ感染警戒度が最低限のレベル1となりました。また、2月10日からのフィリピンへのビザなし渡航解禁に引きつづき、ブースター接種完了者については3月1日からフィリピンから日本への渡航も隔離不要となり、両国の往来制限も解除されています。フィリピン観光大臣も先週来日し、日本からの観光客受け入れをアピールしたところです。

2年間のロックダウンがやっと明け、活力を取り戻しつつあるマニラ首都圏。1期6年間限りの大統領任期が今年6月で終了となるドゥテルテ政権においては、事業容易化と競争力強化によってコロナ後の経済復興を可能にすべく、経済法制改革の最終化が精力的に進められています。こうした政治遺産は、7月以降の新政権においても基礎的な制度として引き継がれていくことが期待されます。

日本でもまん延防止特別措置が解除され、満開の桜の中、新年度を迎えようとしているこの時期。これからフィリピンに投資を検討されている皆様はもとより、弊社をはじめ、長年フィリピンに関わっている企業としても、今までの常識を大幅にアップデートしつつ、最新の情報を迅速にキャッチアップしながらフィリピン市場に取り組んでいくことが求められています。

　　アイキューブ・グループ統括代表
　　公認会計士　坂本 直弥

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